
似合う髪型が分からないと美容師に相談してもいい?美容師の本音と伝え方
「自分に似合う髪型が分からないんです」
美容室で、こう相談してもいいのかな?と思う方もいるかもしれません。
もちろん、全然大丈夫です。
髪型を決めてから美容室に来ていただく必要はありません。
ただ、こう言われたとき、僕は少し考えることがあります。
それは、**「本当は、あまり変化したくないのかもしれないな」**ということです。
今回は、そんな相談を受けたときに僕が考えていることや、髪型の決め方についてお話しします。
「似合う髪型が分からない」と言われたら
「似合う髪型が分からない」と相談されたとき、僕はまず、なぜそう思っているのかが気になります。
本当にやってみたい髪型があれば、「これにしてください」と写真を見せてくれることも多いと思うんです。
でも、そうではない。
ということは、今の髪型を大きく変えたいわけではないのかもしれません。
もちろん、そうじゃない方もいると思います。
ただ、髪型が決まっていないことよりも、どうして決められないのかの方が気になるんです。
今の髪型が気に入っていないのか。
何か変えたいけれど、失敗するのが嫌なのか。
それとも、今のままでもいいけれど、もう少し扱いやすくしたいのか。
そのあたりを聞いてみたいですね。
似合う髪型って、どうやって決めるの?
僕の場合、いきなり「こんな髪型はどうですか?」と提案するより、まずはお客様の話を聞くことから始めます。
例えば、
「どの辺まで切りたいですか?」
という質問。
肩くらいなのか、首が見えるくらいなのか。
そこから、
「なんで、そのくらいまで切りたいんですか?」
と聞いていきます。
短くしたい理由も、人によって違いますからね。
それから、これからどうしていきたいのかも大切です。
今後カラーをしたいのか、パーマをかけたいのか。
それによっても、今どんな髪型にしておくといいのかは変わってきます。
そんな話をしながら、
「それなら、こんな感じはどうですか?」
と、少しずつ髪型を考えていきます。
最初から髪型の写真を見ない理由
髪型を相談するとき、ネットで写真を探して持ってきてくださる方もいます。
もちろん、写真があるとイメージは共有しやすいです。
ただ、僕は最初から画像を見て髪型を決め込むのは、あまりしたくないんです。
というのも、写真を先に見てしまうと、どうしてもその髪型が基準になります。
でも、写真の人とお客様では、髪質も毛量も違いますし、生え癖だって違います。
同じように切ったとしても、まったく同じ仕上がりになるとは限りません。
ほんの少し違うだけでも、「思っていたのと違う」と感じることもあると思います。
だから、まずは話をしたいんです。
どんな長さにしたいのか。
どうしてそうしたいのか。
これからどうしていきたいのか。
そのあたりが分かってから、最後にネットの画像などを見ながら、
「大体こんな感じですかね?」
と確認していく方がいいと思っています。
これだけは伝えてほしいこと
髪型が決まっていなくても、まったく問題ありません。
ただ、一つだけお願いがあります。
「これだけは嫌」ということは、先に教えてほしいです。
例えば、
「これ以上は短くしたくない」
「この長さになると、普段の生活で困る」
「朝、髪をセットする時間があまりない」
こういうことですね。
似合う髪型が分からなくても、嫌な髪型や困ることは意外とはっきりしている場合があります。
そこを教えてもらえるだけでも、提案できる髪型は変わってきます。
僕たちがいいと思う髪型でも、お客様が普段の生活で扱いにくかったら、あまり意味がないですからね。
「お任せします」でもいい?
もちろん、お任せでも大丈夫です。
ただ、全部を僕たちだけで決めるというよりは、一緒に考えていきたいと思っています。
例えば、
「今の雰囲気はあまり変えたくない」
「少しだけ印象を変えたい」
「できるだけ手入れが楽な方がいい」
そんなことでも十分です。
髪型の名前を知らなくてもいいですし、うまく説明できなくても大丈夫。
話しているうちに、何となく方向性が見えてくることもあります。
まとめ|髪型を決めてから来なくても大丈夫です
「似合う髪型が分からない」
そう思っているなら、そのまま伝えてもらって大丈夫です。
僕が知りたいのは、希望する髪型だけではありません。
なぜ変えたいのか。
これからどうしていきたいのか。
そして、何は変えたくないのか。
そういう話をしながら、髪型を考えていきたいと思っています。
なので、次に美容室へ行くときは、無理に髪型を決めなくても大丈夫です。
「どうしたらいいか分からないんですけど」
そこから相談を始めてもらっても、全然いいと思います。


